食事で生活習慣病を予防しよう

中高年の敵とも言える生活習慣病の大部分は、普段の食生活で予防することができます。

特に日本人の死因の半数以上を占める糖尿病、動脈硬化症、心筋梗塞、狭心症、脳卒中、脳梗塞、ガンなどの生活習慣病は、偏った食生活を改善するだけでもそのリスクを大幅に減らすことができます。

生活習慣病を予防する食事法

次のようなことをポイントに、食生活を見直しましょう。

脂肪分を減らす

生活習慣病を予防するためには、まず肥満によるメタボリックシンドロームを予防することが大切です。

そして、肥満は毎日の食事から脂肪分を減らすことにより防ぐことができます。カロリーオーバーに注意するとともに、肉類の脂身を避けたり、揚げ物類を減らすだけでも、肥満予防になります。

洋食よりは和食中心にする

食の欧米化が進む前の日本では、今ほど生活習慣病が問題になることはありませんでした。

魚類や野菜類、海藻類をメインにし、味噌や醤油などで味付けをした和食は、それだけで栄養のバランスが取れていたからです。

中高年からの健康を守るためにも、洋食を減らし、和食中心のメニューを増やしてみましょう。

野菜類を多めに摂る

今までよりも、野菜類を3割から5割ほど増やしてみましょう。

小松菜やほうれん草などの緑黄色野菜はもちろん、サツマイモやジャガイモなどの芋類、大根やゴボウ、ニンジンなどの根菜類、玉ねぎ、白菜などの淡色野菜、豆類などをメニューにたくさん取り入れることにより、身体に必要なビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に摂ることができます。

薄味にする

血圧やコレステロールが気になる中高年世代にとって、過度な塩分や糖分の摂取は生活習慣病を招く原因にもなります。

料理の味付けは酢や香味料を上手に生かし、できるだけ薄味にしましょう。

インスタント食品を避ける

料理の手間が省けるインスタント食品は便利である一方、何種類もの添加物が入っています。
人工的に作られた添加物には、発ガン性のあるものも少なくはありません。

何種類もの添加物が何年もの間に体内に蓄積した場合、原因不明の体調不良として現れたり、さまざまな生活習慣病を引き起こさせたりします。

思わぬ病気に見舞われないためにも、できる限りインスタント食品を避けるようにしましょう。

間食を減らす

ある程度の間食は、息抜きになったり、ストレス解消になるなどの利点もあります。

しかし、空腹を満たすために一度に大量の菓子類やケーキ類などを食べるのは、むしろ健康にとって害になります。

カロリーオーバーになって肥満の原因になるほか、昼食や夕食が食べられないということになると、必要な栄養が不足するという結果になります。


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