死の四重奏とは?

じわじわと中高年世代に忍び寄る生活習慣病。その中でも特に「肥満」「高血圧」「高脂血症」「糖尿病」の4つを「死の四重奏」と言っています。

この4つは合併して発症しやすく、いったん発症すると重症化するリスクが何倍も高くなります。

また、初期には自覚症状が殆どないため、気づかないうちに病気が進行してしまうという特徴もあります。

肥満

メタボリックシンドロームでも問題になっているように、肥満はあらゆる生活習慣病の元凶とさえ言われています。

肥満は、摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまった結果、脂肪が体内に蓄積されるために引き起こされますが、中高年世代にとって注意しなければならないのは、40代を過ぎた頃から基礎代謝量が減少してくることです。

基礎代謝量が少ないと、若い頃と同じ量の食事をしてもエネルギーとして消費されずに残ってしまい、太りやすくなります。

さらに肥満を放置しておくと、脂質異常症や高血圧、動脈硬化、糖尿病などの他の生活習慣病の進行を加速させてしまいます。

肥満を避けるためには、摂取カロリーを減らすか、または積極的に運動をして消費カロリーを増やす必要があります。

高血圧

40代、50代の頃から増えてくるのが、高血圧です。高血圧は、血管を流れる血液の圧力が高くなった場合に現れる症状ですが、自覚症状は殆どないため軽く考えがちです。

しかし、高血圧を放置しておくと徐々に体が蝕まれ、動脈硬化を促進したり、脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気を引き起こすため、「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも呼ばれています。

血圧は自宅で測定することも可能なので、食事やその他の生活習慣を改めることにより、予防したりコントロールしたりすることができます。

高脂血症(脂質異常症)

高脂血症は、コレステロールや中性脂肪など、血中に含まれる脂質が過剰になった状態を言います。

血圧と同じように自覚症状は殆どありませんが、放置しておくと動脈硬化が進み、脳卒中や心疾患などの重大な病気を引き起こします。

中高年女性の場合は、閉経後のホルモンの変化により、コレステロール値が高くなる傾向がありますが、食事による脂質の取りすぎが大きな原因のひとつとなっています。
そのため、健康診断などで高脂血症が指摘された場合は、食事に留意する必要があります。

糖尿病

血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)は、常に一定になるよう調整されていますが、この濃度が異常に高くなり、尿に糖が出るようになったのが糖尿病です。

初期には自覚症状はありませんが、血糖値がだんだん上昇して来ると、口や喉が渇きやすくなったり、多尿、疲れやすいなどの症状が出て来ます。

さらに悪化すると、目や腎臓、神経などに障害が起きたり、動脈硬化が進むなど、色々な合併症を引き起こします。

糖尿病は、高カロリーな食事や運動不足、ストレス過多などが原因なので、初期のうちに生活習慣を改めることにより、進行を遅らせたり改善することができます。