食事が基本の健康作りを

今後の高齢化社会を元気で幸せに生き抜くためには、中高年からの健康作りが何よりも大切です。

そして、その健康作りの基本はやはり毎日の食事です。
生活習慣病を寄せ付けないためにも、今までの食事内容を見直して、改善して行きましょう。

食生活の見直し

次のようなことをポイントに、毎日の食生活を見直してみてください。

栄養のバランスが取れているかどうか

栄養バランスの取れた食事を心がけることにより、体内の新陳代謝が活発になります。
それは結果的に健康な身体を作るばかりでなく、若々しさを保つことにつながります。

皮膚や骨、筋肉、粘膜、髪の毛など、身体を構成している細胞のひとつひとつを支えているのは、食事から得られる栄養素だからです。

毎日の食事で栄養のバランスを取るためには、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルを万遍なく取る必要がありますが、「主食のご飯・パン・めん類」+「みそ汁・スープ類」+「3種類のおかず」を基本にすると自然に必要な栄養が取れます。

また、それぞれの食材の色を「白・赤・緑・黄・黒」に分け、全ての色が食卓に並ぶようにするだけでも、栄養のバランスが取れた状態になります。

肉類よりも野菜類を多めに

中高年からの食生活で、注意したいのは脂肪の摂り過ぎです。

肉類などの脂肪分を摂り過ぎると、肥満の原因になるばかりでなく、高血圧症や高脂血症を引き起こしたり、動脈硬化を促進させて心臓病や脳卒中などの重大な病気の原因にもなります。

3種類のおかずのうち、肉類は1種類にし、あとは野菜類や海藻類、きのこ類、果物類にしましょう。

特に野菜類を多く摂ることにより、ビタミン類・ミネラル類・食物繊維の不足を防ぐことができます。

1日3食をきちんと摂る

朝食を抜いたり、間食をしたり、夜食を食べたりという不規則な食生活は、栄養のバランスが崩れるばかりでなく、知らず知らずのうちにカロリーオーバーになってしまいます。

仕事の都合があったり、忙しい中高年世代にとっては難しいかも知れませんが、なるべく決まった時間帯に1日3食をきちんと摂ることが、健康作りにとってはとても大切です。

食品添加物を避ける

食品添加物の害については、書籍やネットから多くの情報が得られるようになって来ました。

食材を良く見せるための合成着色料や香料、化学調味料、合成保存料など、少量なら問題なくても何種類もの食品添加物が長年に渡って体内に蓄積すれば、何らかの健康被害となって現れます。

体内に取り込まれた有害物質を体外に排出するデトックスという方法もありますが、健康を維持して行くためには食品添加物をできる限り避けるようにすることも大切です。


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