カラオケでのどの使い過ぎには注意
カラオケを趣味としている中高年の方は、のどの使い過ぎに注意してください。
カラオケは、脳の活性化やストレス解消、老化防止、肥満防止などのすぐれた健康効果がありますが、無理をして何曲も続けて歌うと声帯を痛めてしまい、カラオケポリープの原因になることがあるからです。
カラオケの歌い過ぎでカラオケポリープに!
カラオケが直接の原因で声帯にできたポリープを「カラオケポリープ」と言っています。
歌を歌う時には、のどぼとけの裏にある2枚の声帯が振動して声が出るしくみになっており、普通の会話の場合、声帯の振動数は1秒間に100回程度ですが、高い声で歌う時には、1秒間に約1000回も振動します。
何曲ものカラオケを続けて歌うと、さらに声帯に負担がかかり「血腫」や「結節」と呼ばれるこぶができることがありますが、これが「カラオケポリープ」と言われるものです。
「結節」は、女性に多く、声帯にペンだこのようなものができます。「血腫」は血まめのようなもので、声帯の粘膜の毛細血管が破れて内出血します。
カラオケの歌い過ぎで、声がかすれたり、だみ声になってしまったり、大きな声が出なくなってしまったという場合は、カラオケポリープの可能性があります。
カラオケポリープができても、それ以上のどを酷使しないで安静にしていれば自然に消失しますが、さらに酷使してポリープが固まってしまうと手術が必要になることがありますので、注意してください。
カラオケポリープを防ぐためには
趣味として長くカラオケを続けたいという中高年の方は、次のような点に留意してカラオケを楽しんでください。
- マイクを独り占めしない
カラオケがある程度上達すると、次から次へと歌いたくなりますが、マイクを独り占めして続けて何曲も歌うのは避けましょう。
1曲歌ったらのどを休めるということを心がけてください。
- 自分の音域に合った歌を選ぶ
音域に合わない歌を無理して歌うと、声帯にも無理がかかり、カラオケポリープになる危険性が高まります。
- 環境の良い場所で歌う
たばこの煙が充満した場所や、空気が乾燥している場所は、声帯にも負担がかかり、カラオケポリープができる原因になります。
- 順番を待っている時はのどを休める
歌ったあとにワァーワァー騒いだり、雑談をしていてはのどが休まる暇がありません。
飲み物でのどを潤し、静かにしている時間もとりましょう。
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