40代から始める株式投資
40代は、株式投資を始めるのに最適の時期と言えます。
ある程度収入が安定し、将来の生活設計も立てやすい時期だからです。
現在、株式投資は少ない資金で気軽に始めることができますが、そこには必ずリスクが伴うことも考慮しておく必要があります。
株式投資の魅力
株式投資の魅力として、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の2つがあげられます。
株式投資の基本は、「株が安い時に購入して高くなったら売る」ことにより利益を得ることです。銀行にお金を預けておいてもスズメの涙ほどしか利子がつきませんが、株式投資の場合はやり方によってはかなりの利益を出すことが可能です。
この株の売買による差額で利益を得るのが「キャピタルゲイン」で、株を購入した時と売った時の差額が大きいほど利益も大きくなります。
1日の値動きで株を売買するデイトレードのような短期投資場合、小さな利益をより多く積み上げて行くという方法を取りますが、長期投資の場合は、ある程度長期間に渡って株を保有していて、値上がりしたら売るようにします。
将来、値上がりしそうな株を見極めて購入し、楽しみに待ちながら実際に値上がりした時点で売り、利益を手にすることができるというのが、株式投資の大きな魅力です。
株式投資の魅力として、もうひとつは特定の企業の株を持っているだけで得られる特典があります。
それが「インカムゲイン」と言われるもので、企業が利益を上げた時に株主にその利益の一部を還元する「配当金」やその企業の商品券や割引券などを得られる「株主優待制度」などがあります。
配当金は、株主に対するお礼金のようなもので、平均して投資金額の1%くらいですが、銀行の利息に比べれば何十倍もの額になります。株を持っていれば毎年もらうことができるので、一種の不労所得と言えます。
株式投資を始めるには?
株式投資を始めるには、最初に証券会社を選び、口座開設の申請をします。
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証券会社により、サービスの内容や売買手数料が異なるので、複数の証券会社へ資料を請求し、その中から自分に合うところを選択します。
初心者の場合は、口座開設料と口座維持手数料が無料のところがおすすめです。また、なるべく大手で知名度のあるところ、取引手数料が安いところ、取り扱い銘柄が豊富なところを選んでおくと取引がやりやすくなります。
証券会社への口座開設の申請は、インターネットからも行えますが、申し込みから開設までは1週間程度見ておきましょう。
口座が開設されたら、その口座を通して株の売買を始めます。最初は小額資金から始められるミニ株などがおすすめです。
株式投資のリスク
株式投資を始める前に、株式投資のリスクについても考慮しておく必要があります。
購入した株が将来値上がりすれば、確かに利益を手にすることができますが、株価が下がってしまえば損失を抱えることになります。
さらに値下がりしたまま売ることさえできない状態になってしまうこともあり、これを「塩漬け」と言っています。
塩漬けを避けるためには、株価下落の傾向が見られたら、手持ちの株を早めに手放すしかありません。
2008年には、アメリカのサブプライムローンの破綻による金融不安で世界的に株価が暴落しましたが、株価下落の要因としては他にも次のようなものがあります。
- 企業収益の悪化
- 企業内の不祥事の発覚
- 企業の倒産、上場廃止
- 戦争やテロの勃発
- 世界各国の災害
- 社会的事件の発生
- 政治情勢の不安定化
- 配当の減配又は無配
リスクを避けるために
株には、値動きの激しいハイリスク・ハイリターンのものと、値動きがゆるやかなローリスク・ローリターンのものとがあります。
それを見極めながら1つの株だけに集中投資するのではなく、いくつかの株に分散投資しておくことにより、リスクを回避することができます。
また、株の売買のチャンスを捉えるには、日々の株価の変動や世界各国の動きに注目し、情報を収集しておく必要があります。
40代からの株式投資は、小額投資から始め、徐々に知識と経験を積み重ねながらより大きな投資へとレベルアップして行くことをおすすめします。
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