老化現象とアンチエイジング

40代、50代の中高年を悩ませるのが、体のあちこちに少しずつ現れる老化現象です。しかし、「誰もが老いるのだから仕方がない」とあきらめてしまうよりは、少しでも若々しく魅力的でいたいですね。

それが「アンチエイジング」の考え方です。アンチエイジングにチャレンジすることにより、老化を遅らせ、いつまでも若々しさを保つことが可能になります。

中高年から現れる老化現象の原因

アンチエイジングにチャレンジする前に、中高年から現れる老化現象の原因について理解しておきましょう。

  • 体の細胞の酸化
    活性酸素の害が指摘されて久しくなりますが、人間の体内には加齢により活性酸素が増え、体が酸化して行きます。
    体が酸化するとちょうど金属が錆びるのと同じように、さまざまな病気を引き起こすほか、肌荒れやしみ、しわ、抜け毛などの老化現象として現れて来ます。
    また、活性酸素以外にも体内では有害な酸化物質が常に発生しており、これらを総称して「フリーラジカル」と言っています。
  • ホルモンの減少
    若さとホルモンは密接な関係があります。
    若さを保つために必要な内分泌ホルモンであるメラトニンや、骨・筋肉・皮膚などを新しく作る働きのあるヒト成長ホルモンは、30歳をピークに年々減少して行くと言われています。
    また、閉経を境に急激に減少する女性ホルモンの変化も老化現象を促進させます。
    このようなホルモンの分泌量が減ると体の中の筋肉や水分が減り、各臓器の容量も小さくなり、「体がしぼむ」状態になります。
  • 精神的な変化
    加齢に従い、生きがいを失ったり、精神的なストレスを受けたり、「何もやる気がおこらない」などの気力の減退は、身体的な老化現象も促進させます。
    アンチエイジングにチャレンジするためには、このような精神的な要素も含めて考える必要があります。

アンチエイジングの基本的な考え方

究極の予防医学と言われる「アンチエイジング」は、昨今誕生したばかりの新しい学問分野です。
エイジングは「加齢」、アンチは「反対」という意味で、「アンチエイジング」を日本語に直訳すると「抗加齢」という意味になります。

アンチエイジングの基本的な考え方は、身体的、精神的な老化をなすがままにするのではなく、「若々しさを保ち、老化に立ち向かって行く事」または「加齢にかかわらず若返ること」であると言えます。

具体的には、老化の進み具合を知り、それに対する生活改善や治療を行い、若々しさを保ちつつ健康長寿を目指すということです。


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