有望資格の平均年収ランキング

本格的に資格取得を目指す中高年の方にとって、気になるのが年収です。

ここに挙げた士業と言われる有望国家資格は、取得するのは容易ではありませんが、一度取得してしまえば高収入が期待でき、また将来独立も可能で一生の財産になります。

平均年収の高い有望資格ランキング

  • 1位 弁護士 平均年収:800万円以上
    弁護士は、常に高収入をキープしている資格ですが、今後は需要と供給のバランスを良く見極める必要があります。
    従来は、弁護士になるためには法科大学院で3年間学習し、単位を取得する必要がありましたが、2011年からは予備試験に合格すれば2012年の新司法試験を受けられるからです。
    そのため、弁護士人口は急激なペースで増加しており、2018年には約50000人にもなると言われ、現在の高収入が期待できるかどうかは、不明と言えます。

  • 2位 公認会計士 平均年収:800万円前後
    公認会計士も収入の多い資格ですが、資格取得後に2年の実務経験を経て初めて公認会計士を名乗ることができるようになっています。
    そのため最初の勤務先としては、一般的に監査法人が選ばれ、その後は「そのまま監査法人に残る」「他業種に転職する」「独立する」の3つの選択肢があります。
    転職する場合は、銀行や証券会社などが挙げられます。

  • 3位 社会保険労務士 平均年収:800万円程度
    略して「社労士」とも呼ばれる社会保険労務士は、人事・労務のスペシャリストとして企業勤務の割合が比較的高い資格です。
    労働社会保険手続きに関する提出書類の作成、申請書等の提出代行、年金や就業規則の相談、労務や社会保険に関するコンサルティングなどが主な業務で、大企業の人事・総務部門で活躍することができれば、かなりの高収入が期待できます。

  • 4位 税理士 平均年収:750万円~800万円程度
    税理士は、税金の申告や申請、不服申し立てなどの代理、税務書類の作成、税務相談などを行う税務処理のスペシャリストですが、企業内で経理を担当するほか、独立開業が比較的容易にできる資格となっています。
    税理士になるには、税理士試験に合格し2年以上の実務経験を経て、税理士名簿への登録を受ける必要があります。
    ただし、税理士の資格試験は、「科目合格制度」をとっているため、働きながら勉強し一科目ずつ取得していけるのが大きな魅力となっています。

  • 5位 不動産鑑定士 平均年収:700万円前後
    不動産鑑定士は、土地や建物などの不動産の価値を資料や実地調査を元に公平に鑑定し、評価額を決める専門家で、中高年から独立する人も多い資格となっています。
    不動産鑑定士は、合格率も低く難関資格ですが、資格取得後は、国や都道府県、市町村、裁判所などから依頼を受けて、地価の調査をするといった複数の公的評価業務があるため、定年後まで働くことができ、安定した収入が見込めます。



※このランキングは、厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査」およびその他のデータを元におおまかに集計したもので、収入を保証するものではありません。なお、医師関連資格は省略してあります。
資格取得を目指す場合の目安のひとつとして、参考にしてください。



【関連ページ】

スポンサーリンク