中高年の登山に必要な装備

登山を趣味にしたい中高年の方は、ある程度の装備が必要になります。

登山の装備は山の気温や季節によっても変わりますが、一般的に次のようなものが必要になります。

登山に必要な装備

  • 登山靴
    登山靴は山歩きには最も大切な装備です。
    通常の登山であれば「軽登山靴」で十分ですが、岩や石がゴロゴロしているような山頂付近まで登る場合は、革製のしっかりした登山靴が必要です。
    また、登山靴は自分の足にフィットした歩きやすいものを選ぶことが大切です。
  • ザック
    ザックは、登山のスケジュールに合わせて大きさを選んでください。
    日帰りの登山の場合は20L～30L、一泊の小屋泊まりであれば40L程度、テント泊まりであれば60L以上のザックを目安にしてください。
    ザックは、重い荷物を入れて長時間背負いますので、背中や腰に負担のかからないもの、背負った感じが楽なものを選びましょう。
  • 上着
    上着は、季節によっても変わりますが、風よけ、冷え防止、紫外線防止のために必要です。
    特に暑い季節でも標高の高い山は、かなり冷えることが予想されます。
    上着の素材は、軽く動きやすい化繊素材のものがおすすめです。
  • 下着
    登山は汗をかきますので、たとえ日帰りでも下着を用意して行きましょう。
    綿でも良いですが、汗で濡れたときになかなか乾かず、体を冷やす原因になりますので、テトロン混のものがおすすめです。
  • 雨具
    山の天気は変わりやすく、どんなに晴れていても雨具は持って行く必要があります。
    透湿性のすぐれたゴアテックス製の上下セパレートのレインウエアがおすすめですが、軽登山ならナイロン製の雨具でも可能です。
  • ズボン
    伸縮性があり、動きやすいものを選びましょう。
    なるべく綿素材のものは避け、テトロン混やウールなどの保温性のあるものがおすすめです。夏の低山ならナイロン製のものでも可能です。
  • 靴下
    厚手のクッション性のあるものを選びましょう。靴下は、予備に１～２足用意しておきましょう。
  • 帽子
    寒い時期は防寒用に耳まで覆う帽子を、暑い時期には強い日差しから守るためつばのある帽子を用意しておきましょう。
  • 手袋
    転んだ時に手を保護したり、手の汚れを防ぐために夏でも軍手は持って行きましょう。寒い時期には防寒用として革製のものやウールのものがおすすめです。
  • サングラス
    紫外線や白内障を防ぐために持って行きましょう。サングラスの色は薄いもののほうが瞳孔に入る紫外線の量が少なくなります。
  • ストック
    山を下るときに膝の負荷を軽減する効果があるため、必要に応じ用意しておきましょう。足腰の弱い人は、ダブルストックがおすすめです。
  • 水筒・マグカップ
    コースの途中に水場があるかどうかにもよりますが、最低限１リットルは持ちましょう。プラスチック製の軽いものがおすすめですが、寒い時期には保温用のステンレスボトルが必要です。
  • 食料
    軽くかさばらないものとして、フリーズドライ食品やレトルト食品がおすすめです。
    腐敗する可能性のある生ものは避けるようにしてください。
    また、登山の行動中に食べるものとして、チョコレートやせんべい、クッキー、ゼリー、果物などもおすすめです。
  • 救急セット
    すり傷や切り傷、靴擦れ、胃腸炎などの救急用に備えて、カットバンやはさみ、ピンセット、三角巾、包帯、消毒液、薬品類などの救急セットを用意しておきましょう。
  • タオル
    汗を拭いたり、調理中に熱いものを持ったり、応急手当に使用したりと、色々な使い道があります。