中高年から増える三大生活習慣病

三大生活習慣病である「がん・脳卒中・心臓病」は、40代、50代の中高年から徐々に増え始めます。

生活習慣病は、普段の食生活や運動不足、ストレスなどが原因となり、長い期間をかけて悪化して行くという特徴がありますが、早めに気づいて生活習慣を改めて行けば予防したり、進行を遅らせることができます。

三大生活習慣病とは?

生活習慣病の中でも「がん・脳卒中・心臓病」は、三大生活習慣病と呼ばれ、日本人の死因の60%以上を占めています。

40代、50代のうちからこの三大生活習慣病にかからぬよう、注意して行く必要があります。

がん

がんの発症には、普段の生活習慣が大きくかかわっています。

食品に含まれる合成添加物や残留農薬、たばこや排ガスに含まれる有害物質のほか、紫外線、活性酸素、化学合成医薬品、ウィルスなどが「発ガン物質」としてあげられますが、このようなものを体内に取り入れ続けることにより、がんになるリスクが高くなります。

さらに、不規則な生活習慣や偏食、過度なストレス、運動不足、睡眠不足、過労などにより免疫力が低下し、ガン細胞の増殖を速めることになります。

脳卒中

かつては日本人の死亡原因の第1位になっていた脳卒中は、現代でも重大な生活習慣病のひとつとなっています。

脳卒中には、脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の血管が破裂して出血する脳出血、くも膜下出血などがありますが、近年では脂質や糖質の摂りすぎによる脳梗塞が多くなっています。

脳卒中は、高血圧、脂質異常症、糖尿病、動脈硬化、不整脈などを放っておくことにより徐々に悪化し、ある日突然発作が起こるということもめずらしくありません。

心臓病

心臓病の発症は、働き盛りの40代がピークと言われています。

心臓病には、心不全や心筋梗塞、狭心症、心内膜炎、心臓弁膜症などがありますが、現代は特に心筋梗塞や狭心症などの動脈硬化が原因となる虚血性心疾患が増えています。

また、検査を受けても異常がなく、痛みもないにもかかわらず、突然発作を起こす場合もあるので、注意が必要です。

普段から食生活や過労などに留意し、心臓病のリスクを低くしておくことが大切です。



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