中高年からの転職活動のポイント

人材難の時代ですが、自らの意思で転職を目指す中高年の方や、倒産やリストラで転職を余儀なくされた中高年の方も多くなっています。

中高年からの転職活動はどうしても不安や焦りが伴い、精神的にもネガティブになりがちです。

しかし、転職を新しいチャレンジととらえ、ポイントをおさえながら戦略的に就職活動を行っていくことにより、今まで以上にぴったりの仕事が見つかる可能性もあります。

情報収集

中高年からの転職活動を成功させるための第一のポイントは、出来る限り多くの情報を集めることです。

ハローワークはもちろん、新聞広告、求人情報誌、インターネット、転職支援サービスなど、あらゆるところから求人に関する情報を集めましょう。

10の情報をもとに転職活動をするのと、100の情報をもとに転職活動をするのでは、後者のほうが成功の確率が高くなるのは当然のことです。

また、友人・知人からの情報も見逃せません。

相手を知る

求人募集をしている企業側が何を望んでいるかを知ることも、転職活動を成功させるための重要なポイントになります。

企業側は、何らかの理由があって求人募集をしています。

人材を増やすことにより業績を伸ばしたいのか、単に辞めてしまった人の穴埋めをしたいのか、あるいは新製品を開発したいのかなど、必ず何らかの理由があるはずです。

また、どのような部門のどのような職種で人を増やしたいのかを知ることにより、ターゲットが明確になるため、転職活動も行いやすくなります。

自分を高く売る

転職活動は、いかに自分の価値を企業側に高く売るかということに尽きます。

まして中高年世代ともなると、今まで積み上げて来た経験や実績がその人の財産となっています。

その財産の内訳を履歴書や職務経歴書などで明らかにし、自分の価値を売り込みましょう。

それをもとに採用側がほかの応募者よりも人材としての価値が高いと判断すれば、面接へとこぎつけることができます。

採用側の条件を受け入れる

中高年からの転職の場合、収入やその他の待遇面で希望通りになることはなかなかありません。

出来る限り自分の価値を高く売ることも必要ですが、希望の収入に届かないからという理由だけで、応募や採用を辞退してしまうことは避けてください。

仕事をし、実績をあげて行く中で収入が増える可能性があるなら、検討してみる価値があります。

最初は採用側の条件を全て受け入れてみるというおおらかさも、転職活動を成功させる要因のひとつになります。

ネガティブにならない

中高年からの転職活動に不安と焦りはつきものです。

しかし、なかなか仕事が決まらないからという理由で、自分の能力を低くみてしまったり、自信を失ったりしては、転職の成功も遠のいてしまいます。

転職は新しい仕事への扉を探し、人生を変えるチャンスの時であるととらえてください。

転職活動に行き詰ってしまったときは、無心になって情報収集に没頭してみましょう。

膨大な情報の中から新しい発見、新しい道が見つかることもあります。


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