中高年からの資産運用

40代、50代の中高年世代で資産運用を始める人が増えています。

安定資産として貯蓄をし、余裕がある分を投資に回すのが資産運用の基本ですが、将来の設計を立てやすい40代、50代は資産運用を始めるには最適な年代と言えるでしょう。

今、なぜ資産運用か

資産運用は、貯蓄と投資をうまく組み合わせて効率的に資産を増やして行くことを言いますが、老後の資金として貯金だけがあればいいという時代ではなくなって来ています。

ご存知のように、現在は銀行に多額の預金があっても、利子はスズメの涙ほどしかつきません。利子だけで食べていける時代ではなくなってしまったのです。

年金は65歳にならなければ満額支給にならず、将来的にはさらに受給年齢が上がる可能性があります。

超高齢化社会の中、豊かなセカンドライフを送るためには、できる限り効率的に自己資金を増やしておく必要があると言えます。

資産運用の種類

資産運用を始めるにあたって、まずはどのような種類があるかを知っておくことが大切です。

資産運用は、リスクが少なくリターンも少ない「貯蓄」と、リスクがある反面やり方によってはリターンも大きい「投資」の2種類に大きく分けることができます。

それぞれのメリット、デメリットを上手に生かしながら効率的に資産運用を行うようにしましょう。

【貯蓄・預貯金】
基本的に元本割れがないため、最も安全性の高い資産運用法がこの貯蓄・預貯金です。
金利収入がメインとなりますが、リスクが少ない反面、リターンも少ないという特徴があります。

【株式投資】
投資の中でも特に人気の高いのが、この株式投資です。
将来、株の価値が上がりそうな企業の株を購入して、実際に値上がりしたときに売却して利益を得るという投資法ですが、現在はインターネットを通して小額から株を購入できるようになっているため、中高年世代でも株式投資を始める人が増えているのです。

【投資信託】
多くの投資家から集めた資金をもとに、プロの運用者であるファンドマネージャーが金融市場で運用し、利益が出た場合に分配金という形で投資家に戻すというものです。
小額からの投資が可能で、専門家が取引を行うため、株式投資よりはリスクが少ない投資法です。

【債券投資】
国が発行する国債や、会社が発行する社債、外国の外債などを購入することを債権投資と言いますが、原則として満期まで待てば償還金が受け取れるほか、利子を得ることができます。
債権投資は、一般に株式や投資信託と比べると安全性の高い投資法ですが、高利回りの外国債券は、リスクも高くなります。

【外貨投資】
現在の日本は円高傾向が続いていますが、借金大国である日本の経済の先行きは決して明るいものとは言えません。

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安定した資産形成のためには、日本円以外の外国通貨に投資するのも一つの方法ですが、それを外貨投資と言っています。
外貨投資には、外貨預金、外貨MM、海外国債ファンド、外国債券、外国株式、FX投資(外国為替証拠金取引)などの種類があります。

【不動産投資】
アパートやマンションなどの不動産を購入し、その不動産を賃貸したり売却することによって利益をあげるものです。
不労所得に近いものがあり、貴重な老後の収入源になる可能性もありますが、利益を上げ続けて行くためには、ある程度の知識も必要になります。

【保険・年金】
保険や個人年金も、将来を見据えた資産運用のひとつに組み込むことができます。
保険はリスクをカバーするのが主な目的ですが、公的年金だけではゆとりある生活が難しくなりつつあるため、個人年金の活用も望まれます。


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